情報強者になろう

IT関連の仕事をしている40代男性です。自分を含め全ての人を情報強者にするのが使命だと勝手に思ってます。

iTunesで映画レンタル

独身の頃は映画館によく行ったのですが、子供が生まれてからは見に行けなくなってしまいました。最近では、行けても子供向け映画を家族で見るぐらいです。それでも子供がグッスリ寝るようになったので、夜に大人向けの映画が見れるようになりました。我が家では、観る映画を妻と交代で決めてます。自分以外が選んだ映画を見るのも楽しいです。自分では絶対選ばない種類の映画に面白い作品がある事を発見できたりします。

月々数千円で沢山の映画を見れるサービスもありますが、私の場合は月に3、4本見るだけなので、レンタルがちょうど良いです。家の近くにレンタルショップがない事もあって、映画はiTunesでレンタルしています。
iTunesとはAppleの音楽・動画プレイヤーで、ネットを通じて音楽映画の購入やレンタルができます。MacWindowsにインストールして、iPodiPhoneなどのに音楽データを送るのに使われいますが、iTunesをインストールしたパソコン上でも映画を見る事ができます。iTunes自体は無料でダウンロードできますのでApple製品を持ってなくても利用できます。 
従来のレンタルDVDに比べて、iTunesのようなネット型レンタルの良いところは、次のような点になります。
 
・探すのが早い
映画のタイトル一部を入力するだけで、すぐに見つかります。
・店に行く必要がない
当たり前ですが、わざわざお店に行く必要がないです。特に返却に行かなくて良いのが助かります。
・人気ソフトでも貸し出し中にならない
どんなに人気作品でも品切れになりません。
 
最近はアマゾンツタヤなどでもネット型のレンタルをやっています。ただストリーミング型が主流で、ダウンロードで観れる端末が限られます。iTunesであればiPad iPhone MacだけでなくWindowsでもダウンロードレンタルが可能です。パソコンであればHDMI接続で大画面テレビに写すことも出来ます。我が家のインターネット環境はそれほど良好ではないので、ストリーミングでは途切れてしまいます。ただいろいろな会社のサービスが盛り上がると、競争でタイトルも増えたり値段も安くなったりしますので、アマゾンやツタヤの今後にも期待したいです。
ダウンロード型の唯一の欠点はすぐに見れない事です。その点については「ダウンロードを始めて30日間」「実際に見始めてからは2日間」がレンタル期間なので、予め見る映画を決めておいて事前にダウンロードしておくことで対処してます。ジックリ選ぶ事になるので、前に見た作品を間違えて借りるような事はなくなりました。
最近はレンタルショップが減ってどこの駅前にもあるわけではないので、ネット型の方が主流になるのは時間の問題かと思います。
以上がiTunesでの映画レンタルの感想です。それでは、昨年私が見た40本ぐらいの映画の中で印象に残った3作品を紹介します。もちろん全てiTunesでレンタル可能です。
 

インビクタス/負けざる者たち

 

昨年亡くなってしまった元南アフリカ大統領のネルソン・マンデラを描いた映画で、クリントイーストウッドの監督作品です。大統領になったネルソン・マンデララグビーワールドカップを通じて黒人と白人の対立を防ごうとする話です。本当の勇気とは、自分の仲間の為に仕返しをする事ではなく、相手を理解して許す事であるのが分かります。映画からネルソン・マンデラの偉大さが伝わってきます。こんな偉大な指導者が北アフリカや中東にも現れて欲しい。そんな指導者がいれば争いが終わり、不幸になる人が減るのにと思います。
 

シュガーマン 奇跡に愛された男

シュガーマン 奇跡に愛された男(字幕版)

シュガーマン 奇跡に愛された男(字幕版)

  • マリク・ベンジェルール
  • Documentary
  • ¥2000

 

この作品も南アフリカ関連です。30年前に売れずに引退したアメリカのアーチスト(シンガー)が作ったレコードが、本人の知らないあいだに南アフリカで大ヒットしてました。そして南アフリカのファンが30年後にそのアーチストをアメリカまで探すというドキュメンタリーです。本人の知らないところで大ヒットしていた事も奇跡ですが、私は元アーチストが見つかってからの事も奇跡に思えました。彼は引退後に解体業をやりながら娘達を育てていました。南アフリカでヒットしていた事を知っても、アメリカでは評価されなかった事を怨む様子は全く見せません。彼は、お金や世間の評価よりも大事な何かを知っているみたいです。見てくれは貧相な解体屋ですが、とてもカッコ良く見えます。私もこんなオヤジになりたいと思いました。

 

セブン

20年ぐらい前の作品で、異常な連続殺人を調査する刑事の姿を描いた作品です。映画は事件を解決する方向には流れずに、破滅に向かってどんどん進んでいきます。おどろおどろしい殺人現場や社会の裏側をこれでもかと見せられるので、ある意味「不快」な映画でもあります。それでも作品の中にグイグイ引き込まれて、まばたきすら出来なくなります。それは我々が普段無視している現代社会の暗部を見せつけらているせいでしょうか。異常な犯罪者を狂人と決めつけて死刑にしても、また新たな犯罪者が生まれてくる。社会全体にも犯罪の責任があると考えなければ、結局は解決しないということだろうか。
 それにしても凄い映画です。ただ心に余裕が無ければ、受け入れる事が難しい注意作品でもあります。