iPhoneのキャリア変更時にやること

私の妻はiPhone4Sを使ってましたが、このところ電池の持ちが極端に悪くなりました。ちょうど2年契約の更新タイミングだっのでiPhone5Sに買い換えることにしました。iPhoneは現在3つのキャリアで扱っているので、それぞれ比べたところS社からA社に乗り換えるのが一番お得だったので、キャリアをA社に換えることにしました。

S社に大きな不満はなく、A社のサービスが特別気に入ったわけではないです。S社のままにするメリットはメールアドレスが変わらないだけで、2年間トータル金額で数万になる出費の差を埋めらなかったです。

今回の経験をもとに、iPhoneの乗り換え契約にどれだけ手間や時間がかかるのか確認しました。

 

・契約前(5分)

キャリア変更なので、事前にMNP予約番号を取得する必要があります。MNP予約番号は乗り換え元のS社から番号を発行してもらう事になります。S社の場合は、サポート窓口に電話をするとプッシュダイヤルの応答だけで番号がとれます。通常は5分ほどで完了します。ただ、その際に携帯契約時の暗所番号を忘れていると手間です、今回は妻が暗証番号を忘れていたので本人確認など余計な時間が掛かってしまいました。

 iPhoneの購入準備としは、iPhoneの在庫確認や予約がオンラインで出来る量販店もあります。12月になってiPhoneの在庫状況が大幅に改善しましたが、どうして欲しい色がある場合は確認して予約しておくのが無難です。

 

・契約時(1時間30分)

iPhone5Sは量販店で契約しました。さすが大手の量販店で在庫が豊富にあり、希望の色と容量を選択できました。通常の半分でしたがポイントがつくので本体は一括購入にしています。

休日でしたが午前中でしたので待たずに受け付けてもらえました。受付の担当者がシステムの登録ミスしてしまったのが原因で、今回は2時間もかかってしまいました。おそらく、通常では1時間半程度になると思います。

iPhone5Sが手元に入りましたが、ここから急ぐ必要があります。なぜなら、新しいiPhoneにはデータもアプリも連絡先も入ってません。このままでは電話を出る事とWebブラウジングしかできません。直ぐに家に帰りました。

 

・契約後(1時間50分)

家に帰ってからは、iTunesを使い設定やデータを新しいiPhoneに移します。パソコンに古いiPhoneをつなぎiTunesから同期をかけます、以前に同期を行っている場合は差分だけなのですぐに終わります。次に新しいiPhoneをつないでデータや設定を移行します。移行の時間はデータ容量によりますが今回は1時間半ぐらいかかりました。注意点はパソコンに省電力設定をおこなっていると途中で止まってしまう事です。省電力設定は解除しましょう。

iTunesで設定やデータが移行されますが、パスワードは移行されない事があります。私の妻はLineのパスワードを忘れていて、ひと苦労しました。

 次はキャリアメールの設定です。契約時にもらったマニアルを見て20分ほどで設定できます。アドレスが変わりますので、アドレスが決まったらキャリアメールでやりとりしていた友人にメールアドレス変更の連絡が必要になります。

これで今まで通りiPhoneが使えるようになります。普通はこれで終了ですが今回はまだやる事が残ってます。

 

・要らないサービスの解除(40分)

 iPhone5Sを契約した時に本体価格の割引条件で、いくつかのオプションサービスに加入してます。いわゆる抱き合わせ商法として一部で非難されているものです。私はこのサービスの解除は、数万円を稼ぐ仕事ぐらいの気持ちで割り切りました。本当は要らないサービスと言うとお店の人も丁寧に解約手順を教えてくれました。非難の声が出ているで店舗も意識しているのかのもしれません。

解約したのはキャリアのオプションが4つ、量販店のオプションが1つ、Appleのオプションが1つの合計6つです。キャリアのサービスは電話で解除できましたが、なぜか2つ窓口があり、2箇所に電話しました。契約を解除すると「～が出来なくなりますけどよろしいでしょうか？」みたいな話を一通り聞かされますがそれぞれ10分ぐらいで終わりました。量販店がつけたオプションは電話窓口が繋がらないのでWebページを確認しました。利用者用のページがあったので確認してみるとWeb上からあっさり解除できました。電話からのトータルで10分ぐらいで終わった計算になります。

最後のAppleのサービスだけは再び店舗に行く必要があるので、出かけたついでにお店に寄りました。これも窓口が空いていたので10分程度でアッサリ終了しました。

 

教訓

 今回キャリア変更だからといって特別面倒で時間掛かったとは思えないです。MNP番号の取得とキャリアメールの再取得以外は、同じキャリアの機種変更でも同じ事を行うのではないでしょうか。今回の経験から、スムーズに手続きを済ませる為の教訓は以下の3つです。

①名義人が手続きを行う

携帯の契約者(名義人)がいないと手続きが出来なくなります。今回のように利用するのが妻だが、契約は私の名前になっている場合は利用者だけでは契約ができません。契約者の身分証明書の提出も求められるのでごまかしがききません。

 ②パスワードは覚えておく

携帯契約のパスワードはもちろんですが、アプリのパスワードも移行時に引き継がれない場合があります。一つ一つのアプリやサービスのパスワードも忘れないように日々控えていた方が良いです。

③要らないデータやアプリは整理する

データ移行が思ったより時間が掛かります。事前に要らないデータやアプリを消しておけば時間短縮になります。もしかするともっと少ない容量のiPhoneで契約する事が可能かもしれません。費用と時間をセーブする為に、機器変更前に整理する事をお勧めします。

 あと、黙って利用者のために仕事をする事です。今回妻のiPhone手続きを代行した事になりますが、店舗に書いてあった設定代行手数料を見て、妻に設定代行料を請求しようかと冗談で言ったら「わたしも食事や洗濯などの家事も請求しようか？」と鋭いカウンターパンチがすぐに出ました。本当に言わなきゃよかった・・・

 

最後に携帯電話キャリアへのお願いです。そろそろ新規獲得重視から既存客重視に変えてはいかがでしょうか。ユーザーも携帯利用に慣れているので、値段が高くても同じ会社を使い続ける事はないです。このままでは更新のたびに乗り換えを行うことになります。長く使っているお客の方が優遇される方が理にかなってます。

私のiPhone5の更新が1年後、妻のiPhone5Sが2年後に更新時期となります。その時は状況が変わっている事を期待しています。