情報強者になろう

IT関連の仕事をしている40代男性です。自分を含め全ての人を情報強者にするのが使命だと勝手に思ってます。

2015年にレンタルした映画の紹介

2013年2014年に続いて、2015年に見た映画で印象に残っているものを3つ紹介します。
映画の紹介の前に、2015年の映画鑑賞ライフの変化について書きます。相変わらずiTunesamazonの動画レンタル中心に観ていますが、妻がamazonのプライム会員になったので、プライム用に無料で見れる映画を優先で見るようにしてます。今回紹介する映画の中では「博士の愛した数式」が現在(2016年2月)プライム用に無料で見れる事になってます。
映画を1本1本レンタルするよりも定額見放題サービスの方が主流になりつつあるようです。私のように月あたり3本程度しか見ない場合はレンタルの方が割安で見たいものを広く選べるので、定額サービスが広がる事はあまり歓迎できない感じがしてます。
やはり映画は1本1本で勝負して欲しいです。


人生、ブラボー!

若いころ小遣い目当て精子提供を行った40代独身オジサンが、なんと知らない間に子どもが500人もいたこと言う映画です。
主人公は、その子ども達から父親の役目をはたしてないと訴えられてしまいます。子どもたちは、精子バンクの守秘義務で父親が誰か教えてくれない事になっていました。裁判はお金が目的ではなく、自分の父親が誰なのかを知るのが目的でした。
最初は逃げまくっていた主人公ですが、自分の子どもがどんな人になっているのか気になり一人一人ひっそりと会ってみることになります。子どもは20歳ぐらいになっていて、色々な境遇の子がいました。若くしてスポーツ選手として成功している人もいたが、難しい環境の中でもがいている子もたくさんいました。主人公は通りすがりのおじさんふりをして、悩んでいる子ども達を陰ながら助けるようになっていきます。
この映画を見ると母性ならぬ父性とというのがあるのが分かります。あと、自分も子どもがいますが、どうしても親の価値観で考えて、色々干渉してしまいます。ただ、子どもも一人の人間として自由に生きる権利はあり、親が強制するのは間違ってます。とはいえほっとくこともできないので、この映画の主人公のように、通りすがりのおせっかいおじさんのような接し方がいいのかなと思いました。
私は父の日にこの映画を見たのですが、まさに「父親、ブラボー!」といった感じになりましが、父親目線がほぼ100%なので「母親はどうなっているんだ?」という疑問は残ります。女性から見るともしかすると退屈な映画かもしれません。


博士の愛した数式
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交通事故で80分以上新しい記憶を止どめられなった数学博士とその周りの人々の物語です。
もし新しい記憶が80分しか保たなかったら、生きている意味があるのだろうか?いくら覚えようとしても、簡単に消えてしまうのだから無意味ではないのだろうか。私は最初そう考えていました。ただ、この映画を見るとそれは違うと気付かせてくれました。自分も生きる中で、新しい記憶を無意識に消しています。全てを覚え続けてはいられないので、どうしても忘れてはいけない事だけ記憶している。それはこの映画の博士同じでした、博士は忘れてはいけない事だけ紙に記録していました。
人は記憶を無意識に忘れている事に気付かせてくれる映画です。そして博士のように、全てを覚えていなくても幸せなれる事が分かる映画です。


マッドマックス 怒りのデスロード

とにかくカーバトルを繰り返す映画です。スピードとギリギリのアクションの連続で、見ている人に細かいストーリーなどどうでも良いと思わせます。確かにSFものなので、よくよく考えると辻褄が合わない部分はありますが、見ている人にそんな事を深く考える暇を与えません。そしてその先にある映画のテーマに引きずり込まれいきます。
全ての生きものは生き延びるために最善を尽くしてきた、その行為自体に善悪などは無いはず。そうして繋いだ命で我々は生きることが出来ている。そのことを忘れてはいけない。それがこの映画のテーマだと私は感じました。