情報強者になろう

IT関連の仕事をしている40代男性です。自分を含め全ての人を情報強者にするのが使命だと勝手に思ってます。

自動運転車が変える未来について

私は週末しか車の運転をしません。特に都内は渋滞も多く、運転が下手な私はドライブ自体が苦痛でもあります。
そんな私にとって、自動で運転してくれる車はとても魅力的に見えます。
報道では、大手の自動車メーカーなどが数年後には、自動運転の車を出すと言ってます。
 


Google、運転席のない自動運転車を開発【画像】

 

数年とは言わなくても、10年後ぐらいには、自動運転の車が世の中にあふれているかもしれません。そこで自動運転車が主流になる未来社会を妄想してみます。

ポジティブな変化

  • 事故が減る
交通事故原因のほとんどが、人のミス操作によるものだと思います。つまり機械が運転する事で確実に事故が減らせます。日本では年間4000人以上が交通事故で亡くなってしまってます。
この数を減らせるのは、とても意義のある事です。
また高齢者の運転による事故が、最近問題になってます。高齢者が運転し続ける背景には、地方で車なしの生活ができないという事情があります。自動運転の車は、高齢者の運転問題も解決出来るかもしれません。

  • 運転から解放
運転義務から解放され、別の事ができるようになります。私のように運転が得意ではない人に朗報です。テレビやビデオを見てもいいですし、疲れていたら居眠りする事も出来ます。車に乗っている間にレーシングカーのビデオゲームをやる未来がくるかもしれません。
また運転責任もなくなるので、事故の責任についても心配する必要がなくなります。

  • 便利になる
機械が運転する事で、それぞれの車が情報交換し渋滞を減らせるようにできるかもしれません。
運転手が居ない事で、タクシーの料金が安くなるかもしれません。気軽に安くタクシーが呼べるようになるなら、私のように週末だけの利用者は、車を所有する必要がなくなり、結果的に車に関わる費用を減らせるかもしれません。

ネガティブな変化

夢のような事ばかり挙げましたが、良い事ばかりではないかもしれません。

  • 仕事がなくなる
まず運転の仕事が減ってしまいます。運転の仕事をしている人は多いので、この人達が新たな仕事を探すことになります。
車を所有しなくなれば、自動車の数が減ります。車の数が減れば、車の製造や販売に関わる仕事も減る事になります。

  • 道路事情が変わる
自動運転車が増えるた場合に、人による運転がしにくくなるかもしれません。移行期間のルール作りや道路の変更が大変かもしれません。
また機械が運転するので、もし事故が起きた時に運転者以外に事故の責任が及ぶようになります。その責任は車の所有者なのか、道路の管理者なのか、車の製造者なのか、新たなルール化が必要です。ルールが整備できるまではかなり混乱しそうです。
 

まとめ

自動運転は車産業や車社会を大きく変えてしまいそうです。
デジタルカメラの登場で、フィルム産業が大きく変わってしまったような事が起きるかもしれません。車産業は裾野が広いので、フィルムとは比べ物にならないぐらいの大きな変化になるでしょう。コダックの様に変化に対応出来なければ、大企業でも破綻してしまいます。
馬車から自動車になったように、この変化からは逃れる事は出来ないと思います。変化は全ての人への平等なチャンスだと考えて、ポジティブに乗り切るのが一番です。