情報強者になろう

IT関連の仕事をしている40代男性です。自分を含め全ての人を情報強者にするのが使命だと勝手に思ってます。

無料サービスを利用する際の心得

インターネットでは無料サービスに溢れています。いつも当たり前のように利用しています。しかし、「タダより高いものは無い」と言う言葉があるように、本当に無料で使い続けても大丈夫なのか?と不安に思うこともあります。

このブログでも過去に何度も無料サービスを勧めていますので、私なりの無料サービス利用心得をお伝えします。

まず「なぜ無料でサービスが提供できているか?」を考えてみます。大きく5パターンあります。

 

・広告型
 広告型はサービスを受ける代わりに広告を見せられるものです。ヤフーなどのポータルサイトが代表例です。民間放送のテレビと同じ方式ですので利用者としては分かりやすい方式になります。この方式ではサービスそのものが広告になっていないのか注意する必要があります。ステルスマーケティングとは言わなくても、広告を出してもらっているところに都合が悪い情報は出せません。広告型では、どこまでが広告で、どこまでがサービスなのか見極めが必要です。
 
・情報収集型(提供型)
 サービスにより利用者から提供された情報を別のビジネスなどで使う方式です。前のブログで紹介したZaimがそれにあたりますが、利用規約でも取得情報をマーケティング資料として提供すると書いてます。

f:id:fkikuchi:20140530230429p:plain

YouTubeみたいに動画共有のプラットホームを提供する代わりに、その動画を見る人に対して商売をするのも情報提供型だと言えます。
このタイプでの注意点は個人を特定できるような情報をできるだけ出さないでサービスを利用する事です。
 
 ・有料サービスへの入り口型
 有名どころではEvernoteDropboxなどがこのタイプです。有料のサービスの入り口として無料のサービスを提供してます。フリーミアム戦略とも言われ、95%が無料ユーザーであっても5%のユーザーがいればビジネスは成立すると言われてます。海外のサービスが多いのですが、長期間に多くの機能が無料のままで使えます。
このタイプの注意点は無料で受けられるサービスが突然打ち切られることを覚悟して使う事でしょうか。このサービスを長く使うと決めたのなら有料サービスにアップデートしましょう。
 
・オマケ型
AppleiCloudマイクロソフトOutlook.comがこのタイプです。自社製品の販促やオマケ的に無料でサービスを提供しています。
この場合もサービス提供元企業の都合で突然変更・停止される事を覚悟する必要があります。
 
・寄付型
寄付型の代表はWikipediaです。寄付金で運営しているサービスを無料で公開しています。寄付型のサービスを頻繁に使うようになったら、サービス維持の為に寄付を行いましょう
  
実際にはこれらのタイプの複合型が多いです。例えばGoogleの検索は、検索結果に合わせた広告を表示するので広告型ですが、検索する為に入力した情報もビックデータ的にマーケティング活用しています。情報収集型と広告型の複合になります。 
 
 

・まとめ

無料サービスを利用する上で重要なのは「どうやってサービスが成立しているか」見極めることです。見極めが出来ない怪しいサービスは無料でも使わない方が良いです。
見極めしたサービスは、問題ないと理解できる範囲で情報提供やサービス依存を行うように心がけましょう。